読書メモ:「世界がぶつかる音がする」「ラカンの精神分析」「後世への最大遺物」

2019-02-10 22.24.12

「世界がぶつかる音がする」

グレイスハウスに宿泊してくださった牧師先生からいただきました、ありがとうございました!

サーバンツという、東南アジアを中心に活動するクリスチャンミニストリーのエピソードをまとめた本。サーバンツは開発援助ではないし宣教でもないし社会福祉事業でもない、そしてそれら全部だということがよくわかる一冊。そして「キリスト教って一体なんだろう?」という問に実例で答えてくれる本だと感じた。 “読書メモ:「世界がぶつかる音がする」「ラカンの精神分析」「後世への最大遺物」”の続きを読む

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覚書:男であるということ

男であるということ。自己のうちに暴力性や支配欲への衝動を抱えながらそれでも平然と安全な人、人畜無害な人として生きていかなければならないということはどういうこと? 常に常に、自分の内側にいる「性的な自分」と戦いながら、時に無視しながら、時にまったく飲み込まれながら、それでも未解決をかかえつつ生きるとは? 男であるとは金や勇気がある人間だけの特権なの? “覚書:男であるということ”の続きを読む

自分を好きになりたい

二日連続でグサッと突き刺さる言葉に出会ってしまった…。

私は何もできないけど
生きていていい。
生きているだけでいい。
……堂々と
自信を持って
何もないまま
生きていい。

そうやって自分に優しくなってあげてください。

自分の存在を責めることは
愛する人を深く深く傷つけます。
(岩崎多恵著 地下足袋をハイヒールに履きかえて p75)

自分自身の祝福を受け止めていくことは、他の人を祝福したいという深い願望に必ずつながる、ということです。祝福を受けたものの特徴は、自分がどこに行こうと、そこで常に祝福の言葉を語ることです。人を祝福し、善いことを言い、良い点について触れ、その人の美しさと真実を引き出すことは、あなた自身が祝福を感じているなら、じつに簡単なことです。祝福されている人は常に他の人を祝福します。そして人々は、それを心から望んでいます! (ヘンリー・ナーウェン 愛されている者の生活 p90-91)

 

特にナーウェンの方はその箇所の前に「自分で自分を拒み、自分を責めること」について語っているのでより一層刺さった。 “自分を好きになりたい”の続きを読む

結婚願望のドライとウェット

先日レビューを書いたちきりんの「マーケット感覚を身につけよう」の中の「結婚もマーケットだ」という言葉にドキッとしたという話の続き。

本の中では「年収300万でマッチングサイトに登録して撃沈する男」の話が出てくる。でもそれは彼が価値がないというのではなくただ単に彼が自分を売り出すべきマーケットを間違えているだけだ、と著者は言う。ドライな物言いだけれども、理屈としてはまったく正しいよなあとは思う。

僕も同じようにマッチングサイトに登録すれば間違いなく撃沈するが、じゃあ一体どういうマーケットがあるのか全然わからない。 “結婚願望のドライとウェット”の続きを読む

読書メモ「あなたは天皇を誰というか」「嵐の日本に来た女性」「神社参拝拒否事件録」

「キリスト者への問い あなたは天皇をだれと言うか」

2019-01-26 23.15.13

堅固な神学に裏付けされた天皇論だと感じた。そして、それ以上に自分自身があまり天皇制について理解していなかったのだと反省。天皇の関わる神事のリストなんかも出ているが、天皇がこんなに儀式に関わっているとは知らなかった。これだけのことをやっておいて「象徴」天皇というのは無理があるなあという感じ。あと、天皇は日本教の「大祭司」の役割を果たしている、イエスの立場を担っているということを改めて指摘されて少しぎょっとした。 “読書メモ「あなたは天皇を誰というか」「嵐の日本に来た女性」「神社参拝拒否事件録」”の続きを読む

読書メモ「わたしの信仰(メルケル首相)」「お墓の誕生」「かわいい論」

「わたしの信仰」

2019-01-29 19.55.19-1

ドイツの首相、アンゲラ・メルケルさんの教会関係のスピーチや宗教に関する論述を集めたもの。あまりこの人のことは知らなかったのだけれども、この本を読んでこの人が牧師の娘で、しかも物理学者であったとのこと。それだけでも十分興味深い人。そして読み進めていくととても聖書に造詣が深く、時には牧師顔負けの聖書解説をしてみせたりもする。 “読書メモ「わたしの信仰(メルケル首相)」「お墓の誕生」「かわいい論」”の続きを読む

覚書:欲望と祈り

私にとって神とは自分の要求や飢え乾きを無視し押さえつけるための道具だった。神の名を使い他人や自分を束縛し、殴打し、支配することは本当に簡単。そうやって自分を無害化、中性化し当たり障りのない良い人を演じさせるのだ。そうやっていい人になって、好意を得る代わりにつながりや温かさも遠ざけてきた。 “覚書:欲望と祈り”の続きを読む